目次
お店で飲む美味しいコーヒーを家でも楽しみたい。
そんなことを考えている方に朗報です。
自宅でコーヒーを淹れるのは、難しそうに見えて実は結構簡単です。
ちょっとしたコツを覚えておけば、誰でも美味しいコーヒーがいれられるようになるでしょう。
というわけで今回は基本的なコーヒーの淹れ方、ハンドドリップのやり方を紹介します。
この記事を見れば誰でも美味しいコーヒーを入れられるようになるでしょう。
美味しいコーヒーは良い豆から
最初にもっとも重要な要素を紹介します。
美味しいコーヒーを淹れる最も重要なポイント、それは良い豆を用意することです。身も蓋もないと思われますか?
コーヒーを淹れるというのは、お湯を使って豆から成分を抽出するだけの非常にシンプルな作業です。技術の良し悪しも多少ありますが、味への影響はそれほど大きくありません。
美味しい豆を不味く淹れる事はできても、不味い豆を美味しく淹れることはできません。高級豆を買う必要はありませんが、まずは近くの専門店でコーヒー豆を買ってきましょう。
ハンドドリップに必要な道具
最低限必要な道具を紹介します。
ドリッパー・フィルター
コーヒーミル
細口ケトル
スケール (測り)
これら全てを買っても 1 万円強くらいでそろうでしょう。
ちなみに紹介しているものは、自分が最初に買った安めのアイテムたちです。
高級なコーヒー専用アイテムを買わずともできるので、ぜひこれで挑戦してみてください。
全体の流れを確認
まずはコーヒーを淹れる方法の全体像から確認します。
準備
90度のお湯を沸かす
コーヒー豆を粉末にする
お湯通しで器具を温める
ドリッパーに豆をセット
少量の湯を注ぎ豆を蒸らす
3~5 回に分けて注ぐ
見てもらえばわかると思いますが、非常に単純な作業です。
一度やってみてもらえればすぐに覚えることができるでしょう。
さらにもう一歩踏み込んで、より美味しく淹れるためのコツを解説します。
Step 1 : 準備
90度のお湯を沸かす
まずはお湯を沸かします。
このとき、お湯の温度はおよそ 90 度がベストです。
保温機能や温度設定が可能なケトルを使っているのなら、90 度に設定してください。
そんな高級な機能はないという方は、お湯が沸騰したら1分強放置してからコーヒーを淹れてください。
コーヒー豆を粉末にする
お湯が沸く前に見るを使って豆を粉末にしておきます。
ちなみに、豆を購入するときに粉へ挽く事もできますが、できればコーヒーを淹れる直前に粉へ挽くようにしてください。
コーヒー豆は空気と触れる時間が長いほど劣化が進みます。
粉にすると豆のときよりも表面積が増えより早く劣化が進んでしまうのです。
もっとも重要なコツは良い豆を使うことと書いた通り、劣化していない新鮮な豆を使うことが美味しいコーヒーを淹れるポイントです。
コーヒーを淹れる直前に粉にすることで、劣化を最小限に抑えましょう
ドリッパーに豆をセット
最後にドリッパーへ豆をセットします。
このとき、コーヒー豆が平らになるように均すこと。
豆が偏っているとお湯が全体に行き渡らず抽出にムラができます。
ムラができると、コーヒーが薄すぎあるいは濃すぎてしまうので気をつけましょう
また、このとき使用したコーヒー豆の量を測りましょう。
コーヒー豆の量とお湯の比率が味に大きく影響を与えるからです。
オーソドックスな比率はコーヒー豆対お湯が 1 : 15 です。おいしいコーヒーをいれるため、デジタルスケールを利用して 1g 単位で測るようにしましょう。
Step 2 : 少量のお湯を注ぎ豆を蒸らす
準備ができたらすぐに淹れ始めず、お湯を少しだけ注ぎ蒸らす時間を用意します。
お湯の量はだいたい豆の量と同じぐらい、全体にお湯が行き渡り、なおかつお湯が漏れ出ない量がベストです。
何故蒸らしを行うのか?
主な理由は2つです。
豆の中に含まれる炭酸ガスを抜くため
コーヒー成分を抽出しやすい状態にするため
豆の中に含まれる炭酸ガスを抜くため
コーヒー豆にお湯を注いだときに、泡がぶくぶくと膨らむ様子を見たことはありますか?
こんな感じの状態です。
なぜこんなことが起こるのか?
それはコーヒー豆の中に含まれるガスが出ているからです。
詳細は割愛しますが、新鮮なコーヒー豆には大量のガスが含まれています。
ガスを含んだままだと、お湯を注ぐと形状が変わってしまい、均一に抽出することが困難になります。
そのため、先にガスを抽出しておく必要があるのです。
コーヒー成分を抽出しやすい状態にするため
コーヒー成分はお湯を注いだ途端にドバドバと抽出されるものではありません。
ゆっくりじっくりと浸透していきます。
そのため、お湯を注いだ直後は味の少ない薄いコーヒーになります。
それを避けるため、予め少量のお湯を注ぎ成分をたっぷりと抽出する時間をとるのです。
Step 3 : 3~5 回に分けてお湯を注ぐ
蒸らしが終わったらコーヒーの抽出を始めます。
最後の注意点として、ずっとお湯を注ぎ続けずに、3~5回に分けてお湯を注ぐようにしてください。
仮に 180 ml の量でコーヒーを淹れる場合は、60 ml づつ 3 回に分けてお湯を注いでください。
手順としてはこんな感じです。
60 ml のお湯を注ぐ
20 ~ 30 秒ほどお湯が減るのを待つ
お湯が減ったら 60 ml のお湯を追加
以上 2,3 を繰り返し
これは蒸らしの項で説明したように、コーヒー成分はゆっくりと抽出されるためです。
一度に大量にお湯を注げば、後半はコーヒーが抽出される前にお湯が素通りしてしまいます。
ゆっくりお湯を注ぐ事で、成分を抽出するための時間を確保しているのです。
抽出時間は 3 分までに抑えること
複数回に分けてゆっくり抽出するのが美味しく淹れるコツです。
しかし、時間をかけすぎてしまうと今度は不味い成分が出てきてしまいます。
おおよその目安として 3 分以上時間をかけるのはおすすめしません。
そのため、ゆっくり時間をかけつつも、終了のタイミングはきっちりと測るようにしましょう。
コーヒーを淹れるのはとっても簡単
今回はハンドドリップでコーヒーを淹れる方法を紹介しました。
簡単そうだな、コレなら自分にもできそうだな、そんな風に思って頂けたでしょうか。
コレを読んだあなたもぜひお家でコーヒーを淹れて、素敵なコーヒーライフを楽しんでください。
それでは。